皆さん、枇杷(びわ)の葉をご存知ですか?
初夏のフルーツとして知られる「枇杷(びわ)」ですが、その葉は「無憂扇(むゆうせん)」※と呼ばれ、「枇杷葉(びわよう)」「枇杷葉温灸」「枇杷葉エキス」など、さまざまな用途で活用されてきました。
十津川農場では「びわ葉」だけを使い「ねじめびわ茶」を製造していますが、この「びわの葉」についてご紹介いたします。
※無憂扇・・・どんな憂いも癒す扇のような形の葉
枇杷(びわ)ってどんな植物?
枇杷(びわ)はバラ科の常緑高木で、高さは5〜10メートルにもなります。
枇杷の名の由来は、その実や葉の形が、日本の伝統楽器「琵琶」の形に似ていることとされています。その実はオレンジ色でぽってりと丸みを帯びており、華やかで上品な甘い香りが口いっぱいに広がる味わいは、日本の初夏の到来を告げる果物としても有名です。
初夏の訪れが早い鹿児島では、ゴールデンウィークを過ぎた頃になると、車窓から山肌のびわ畑にたわわに実った枇杷の実が見られるようになります。
十津川農場のある鹿児島では、桜島から大隅半島の錦江湾沿いの地域でびわ栽培が盛んです。生育環境に恵まれていることから、桜島や大隅半島の特産品となっています。
びわ葉は、長さ20cm前後の長楕円形で、縁がノコギリ状にギザギザしており、葉は厚く硬く、葉脈がくっきりしているのが特長です。
また葉の裏に淡褐色のうぶ毛にびっしりと覆われており、このうぶ毛をきちんと取り除いていないと、飲んだ後に喉がイガイガする原因になります。
『ねじめびわ茶』は生産工程でうぶ毛を丁寧に取り除く処理をしており、「スッキリとしたのどごしのびわ茶」を実現しています。
「びわは捨てるところがない」と言われるほど、昔からさまざまな用途で活用されてきました。江戸時代には、乾燥させた枇杷の葉と肉桂・莪蒁(ガジュツ)・甘茶などを合わせて煎じた「枇杷葉湯(びわようとう)」が暑気払いの飲料として大ブームになりました。
その果肉は生食のフルーツとして、コンポートやジャム、びわ酒として。
びわ葉は枇杷葉(びわよう)と呼ばれ、濃く煮た煎じ汁は、飲用、浴用として愛用された他、温灸でも利用されており、その伝承療法は現代にも受け継がれています。
びわ葉の有効成分を引き出す「天日干し」と「トルマリン石焙煎」
十津川農場ではびわ葉の有用成分をより多く引き出すために、天日干しとトルマリン石を使った高温焙煎を行っています。
それにより、従来のびわ葉と比較して、ポリフェノールが増加します。またその他、ミネラルが含有されており、身体に嬉しい作用が確認されています。
ミネラルは、私達の体に必要な5大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル)のひとつ。
『ねじめびわ茶』なら、必須ミネラルのうち、カルシウムとカリウムの2種類を摂取することができます。
鹿児島大学との共同研究のご紹介
昔から漢方や民間療法にも使われてきたびわの葉。
これまで弊社では、びわ茶を常用しているお客様から多くのお喜びの声をいただいてきました。
そのさまざまな作用のしくみを解明するため、鹿児島大学などと研究を行っています。
ポリフェノールが3.5倍に!
鹿児島大学との共同研究によって、生葉と焙煎後のポリフェノールを比較すると3.5倍に増えていることがわかりました。ポリフェノールは、どんな植物にも存在し、紫外線からの身を守るために存在しています。ポリフェノールは一般に、害のある物質を無害な物質に変える作用があると言われています。
『ねじめびわ茶』のポリフェノールは何種類かのポリフェノールが重なり合っていて、「めぐり」や「スッキリ」を叶えてくれています。
鹿児島大学との研究は、共有特許(特許第4974116号)を取得致しています。
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